レザージャケット選び( )は、スタイルよりもフィットが決め手になります。肩、ウエスト、胴まわりに沿うジャケットは見た目が引き締まり、動きやすくなります。体型は、カット、丈、ディテールを絞り込むための実用的な出発点です。
ポイント
- まず体型を確認します。長方形、三角形、逆三角形、砂時計型、卵型のいずれかです。
- 直線的な体型には構造のあるデザインや重ねのディテールがメリハリを加え、肩幅が広い体型にはすっきりしたラインが合います。
- ベルト付きやウエストを絞ったデザインは砂時計型に、丈が長めのシングルブレストは腹まわりにボリュームのある体型に合います。
- フィットは肩の縫い目、袖口、胸まわりで確認し、普段中に着る服の分の余裕も見ておきます。
自分の体型を知る
レザージャケットを買う前に、体型を把握しておくと役立ちます。男女に多い体型には次のようなものがあります。
- 長方形・ストレート:肩、ウエスト、ヒップの幅がほぼ同じです。
- 三角形・洋ナシ型:ヒップが肩より広い体型です。
- 逆三角形:肩幅が広く、ヒップが細い体型です。
- 砂時計型:バストとヒップのバランスが取れ、ウエストがくびれた体型です。
- 卵型・丸型:腹まわりにボリュームがあり、ウエストのくびれが目立たない体型です。
体型を知ると、全体のバランスが整うジャケットを選びやすくなります。これらの分類は決まりではなく、実際の体は2つの型の中間にあることも多いため、以下のポイントは試着で確かめるための目安としてお使いください。
長方形の体型に合うジャケット
直線的な長方形の体型には、構造のあるデザインや重ねのディテールがあるジャケットが合います。ライダースジャケット、 、ショルダーパッドやファスナーポケット付きのジャケットは立体感を加え、メリハリのある印象をつくります。襟やライニングも効果的で、 がその一例です。ウエストを強調して曲線を足せる、丈の短いジャケットも選択肢です。
三角形・洋ナシ型に合うジャケット
洋ナシ型では、肩幅を広く見せつつ、ヒップを視覚的に軽く見せることが目標です。肩に構造のあるデザイン、エポレット、パッド入りのデザインのジャケットを探してみてください。Aラインやフレアのシルエットは全体のバランスを整え、下半身に暗めの色を合わせるとヒップが広く見えにくくなります。
逆三角形に合うジャケット
肩幅が広くウエストが細い体型では、上半身にボリュームを足さないことが大切です。ショルダーパッドの少ないジャケットがこの体型に合います。 、シングルブレストのカット、縦の縫い目は、幅を強調せずにすっきりしたシルエットをつくります。
砂時計型に合うジャケット
砂時計型には、ウエストを引き立てるジャケットが向いています。ベルト付きのデザイン、ウエストを絞ったデザイン、丈の短いカット( など)は曲線を際立たせ、バストとヒップのバランスを保ちます。ボックス型やゆったりしすぎたジャケットは、本来のシルエットを隠しがちです。
卵型・丸型に合うジャケット
腹まわりにボリュームがある場合は、縦のラインをつくり、胴を長く見せることが狙いです。細身のフィット、シングルブレストの前合わせ、長めの丈が向いています。濃い色や肩まわりのさりげないディテールは視線を上に導き、お腹まわりのかさばる素材感は避けたほうがよいでしょう。大柄な方や背の高い方は、 も比較できます。こちらはそうした体格に合わせて裁断されています。
フィットと着心地が大切
どの体型でも、レザージャケットは快適に着られることが基本です。中にシャツや薄手のセーターを着られる余裕があり、袖と肩が楽に動くことが目安です。きつすぎるジャケットもだぶつくジャケットも、着心地と見た目を損ないます。
手早くできるフィット確認
鏡の前でいくつか確認すれば、フィットの疑問はほとんど解決します。
- 肩:肩の縫い目が肩の端に来る位置が目安です。ここは後から直すのがいちばん難しい部分です。
- 袖:腕を自然に下ろしたとき、手首の骨のあたりで終わるのが目安です。バイク用のスタイルは、腕を伸ばしたときに手首を覆えるよう長めに作られていることが多くあります。
- 胸とウエスト:引っ張られずに前が閉まり、普段中に着る服の分の余裕があることが目安です。
- 動き:腕を前に伸ばしたり、胸の前で交差させたりしてみます。背中の上部が突っ張るなら、そのジャケットはきつすぎます。
- 丈:裾は通常ベルトの位置あたりで、短丈のスタイルはそれより短く、カーコート型や卵型向けのカットはそれより長くなります。
革は着ていてもわずかにしか伸びないため、初日からぴったり合うサイズを選ぶほうが安心です。オーダーメイドなら着る方自身の採寸でジャケットを作るので、迷いの多くがなくなります。
よくあるご質問
レザージャケットはどのくらいフィットさせるべきですか?
レザージャケットは体に沿いつつ、窮屈でない着心地が理想です。胸は引っ張られずに閉まり、肩の縫い目は肩の端に位置し、中に着る服の分の余裕があることが目安です。革は着るうちにわずかに伸びますが、初日から背中の上部が突っ張るジャケットはサイズが合っていません。
肩幅が広い体格にはどんなレザージャケットが合いますか?
逆三角形の体型には、シングルブレストの前合わせと縦の縫い目を備えたモトジャケットのような、パッドの少ないすっきりしたスタイルが一般に似合います。肩にボリュームが出ないためです。肩に構造のあるデザイン、エポレット、厚いパッドは不要な幅を足してしまうので、肩幅が狭めの方向けに取っておくとよいでしょう。
購入後にレザージャケットを直すことはできますか?
袖丈や裾の調整といった一部の直しは、専門店で対応できる場合があります。肩の縫い目を動かすことは事実上ジャケットを作り直すことになるため、肩のフィットは最初から合っている必要があります。ご自身の採寸でオーダーすれば、着る方に合わせて型紙を起こすので、ほとんどの直しが不要になります。
バイク用ジャケットでも体型は関係しますか?
はい。ただし確認すべき点が増えます。ライディング用ジャケットはライディングポジションで合う必要があり、腕を伸ばしたときに十分な袖丈があること、プロテクターが肩と肘に正しく収まることが求められます。まっすぐ立った状態だけでなく、腕を前に出した状態で、バイクに乗るときの重ね着をした状態でフィットを判断してください。
執筆:Leather Collection編集チーム





