レディースレザージャケットは、普段着、冬の重ね着、バイクでの走行など、まったく異なる用途で選ばれます。ふさわしい一着は、革の種類、ステッチ、フィット感、裏地、そしてライダーの場合は備わっているプロテクションによって変わります。このガイドでは、購入前に確認したいポイントをまとめています。
重要なポイント
- カウハイド(牛革)はバイクでの走行と普段使いに向き、シープスキン(羊革)とシアリングは柔らかなファッションジャケットや冬物に向きます。ゴートスキン(山羊革)はその中間です。
- ステッチが均一であること、肩とひじの縫い目が補強されていること、ファスナーがなめらかに動くことを確認しましょう。
- 体に沿ったカットが適しています。肩がフィットし、ファスナーを閉めても腕を動かしやすいものを選びます。
- ライダーは、EN 1621で試験された取り外し可能なプロテクターと、EN 17092の衣類クラスを確認してください。ただし、どちらも試験上の等級であり、安全を保証するものではありません。
- 裏地、金具、オーダーメイドの選択肢は、革の種類と同じくらい、着心地と長く使えるかどうかに影響します。
用途に合った革の種類を選ぶ
革の種類ごとに性質が異なるため、ジャケットの使い方に合った素材を選ぶことが大切です。
カウハイド(牛革)
- 厚みがあり耐摩耗性に優れるため、バイクジャケットによく使われます。
- 普段使いにもバイクでの走行にも向いています。
- 軽い革に比べて、やわらかくなるまでに時間がかかります。
シープスキン(羊革)とシアリング
- 柔らかく軽く、ゆったりとしたドレープが出ます。
- ファッションジャケットや冬向けのスタイルに快適です。
- 厚手のカウハイドに比べると、バイクでの走行にはあまり向きません。
ゴートスキン(山羊革)
- しなやかで、きめ細かなシボがあります。
- 重さと強度の面で、カウハイドとシープスキンの中間に位置します。
バイクでの走行には、カウハイドかゴートスキンから選ぶのが一般的です。ファッション用途なら、シープスキンが最も柔らかな質感です。
さまざまな革の選択肢はこちらです:
ステッチと作りを確認する
ステッチはジャケットの作りを表し、強度や型崩れのしにくさに影響します。確認したいポイントは次のとおりです。
- 負荷のかかる部分が二重または三重にステッチされていること。
- ステッチが均一で詰まっており、ほつれた糸がないこと。
- 肩とひじまわりの縫い目が補強されていること。
- ファスナーまわりがしっかり縫われていること。
ステッチが不均一だったり緩かったりすると、価格を抑えたジャケットは縫い目から裂けやすくなります。購入前によく確認しましょう。
用途に合わせてジャケットを選ぶ
主な用途がはっきりすると、選びやすくなります。レディースのジャケットは大きく4つに分けられます。
ファッション向けレザージャケット
軽めの革を使った、細身で現代的なカットです。普段着向けです。
バイク用・ライディングジャケット
プロテクター用ポケット、耐摩耗性のある革、丈夫なファスナーとパネルが加わります。スポーティなカットを求めるライダーは、 もご覧ください。
冬向けレザージャケット
シアリング、ファー、キルティングの裏地が、寒い季節の保温性を高めます。
ライダースジャケットとカフェレーサージャケット
ライダースジャケットは左右非対称の力強い見た目が特徴で、カフェレーサージャケットはミニマルでジーンズやブーツに合わせやすいのが特徴です。 はライダースカットの一例です。
フィット感と着心地を重視する
レザージャケットは、体に沿いつつも窮屈でないことが理想です。レディースは、メンズとは肩、バスト、ヒップの比率が異なる型で作られているため、サイズ表記と同じくらいカットも大切です。
レディースレザージャケットのフィット感の目安は?
- 肩がフィットしていること。
- 胸まわりが突っ張ったりしわになったりせず、なめらかであること。
- 腕を下ろしたときに、袖丈が手首のすぐ上で終わること。
- ファスナーを閉めても腕を動かしやすいこと。
革は着るうちに柔らかくなり、体になじみます。そのため、ゆるめよりも体に沿ったシルエットのほうが適しています。
裏地と内側を確認する
内側は、暖かさ、着心地、ほかの服の上から羽織るときの滑りやすさに影響します。
- ポリエステルまたはメッシュ:軽く、暖かい季節に向いています。
- コットン:普段使いに快適です。
- キルティング裏地:冬の暖かさを加えます。外側にもキルティングのデザインを取り入れたい方は、 をご覧ください。
- 保温素材:寒い時期の走行向けです。
ジャケットのスタイルを選ぶ
- ライダースジャケット:力強くしっかりした作りで、ライダーやファッション重視の方に人気です。
- カフェレーサー:ミニマルですっきりしており、普段着として選びやすいスタイルです。
- ボンバー:ゆったりとしたウエスト丈で、袖口と裾にリブが付きます。 なら、細部を調整できます。
- クロップド丈ジャケット:ヒップより短い丈で、カジュアルな装いに向いています。
- ロング丈:トレンチ風や3/4丈のジャケットは、寒い時期により広い範囲を覆ってくれます。 は、より広く覆いたいライダーにも向いています。
バイクライダー向けの安全機能
バイクで走るなら、スタイルに加えて保護機能も必要です。確認したいポイントは次のとおりです。
- 肩とひじの取り外し可能なプロテクターと、バックプロテクター。
- カウハイドなど、耐摩耗性のある革。
- 衝撃を受けやすい部分の補強された縫い目。
- ライディングポジションに合わせたプリカーブ(立体裁断)の袖。
- 丈夫なファスナー。
知っておきたい規格が2つあります。プロテクターは、EN 1621で試験され、Wikipediaのバイク用プロテクターの概要では、四肢用プロテクターが伝える力の平均値を「Level 1」で35 kN未満、「Level 2」で20 kN未満に抑える必要があるとされています。衣類全体は、EN 17092で「AAA」から「C」までに等級分けされ、試験機関MCGはクラス「AAA」をサーキットで使うレザースーツに適したものと説明しています。これらは試験上の等級であり、あらゆる転倒で保護を約束するものではありません。
レディースのライディングジャケットはこちらです:
金具を確認する
ファスナー、ボタン、バックル、スナップは最もよく使う部分です。YKKやSBSなど定評のあるメーカーのファスナー、なめらかな開閉、腐食しにくいバックルは、耐久性のある金具の目安になります。引っかかる、変色する、軽くて頼りないと感じる場合は、ほかのジャケットも検討しましょう。
オーダーメイドの選択肢を検討する
受注生産のジャケットは、着る人に合わせて調整できます。採寸に合わせた仕立て、色の変更、袖丈やウエストの調整などが一般的ですが、対応内容は商品ごとに異なるため、各商品ページでご確認ください。オーダーメイドのサイズは、ライダーや、標準サイズの中間にあたる方に特に役立ちます。
価格よりも価値で選ぶ
レディースレザージャケットの価格は、革の種類、プロテクターの有無、裏地の素材、デザインの複雑さ、ハンドメイドかどうかによって変わります。体に合い、用途に合い、しっかり作られたジャケットは、価格だけで選んだものより価値があります。
最終チェックリスト
購入前に、革、ステッチ、用途、フィット感、裏地、金具を確認し、スタイルが着用の頻度や場所に合っているかを確かめましょう。まずはレディースレザージャケットのコレクションから見てみてください。関連する一例としてレディースのクラシックなブラックのバイク用レザージャケットもあります。
よくある質問
レディースジャケットにはどの革が向いていますか?
用途によります。カウハイドは厚みがあり耐摩耗性に優れるため、バイクでの走行や普段使いに向いています。シープスキンとシアリングはより柔らかく軽いため、ファッション用や冬向けのジャケットに向いています。ゴートスキンはきめ細かなシボがあり、重さと強度の面でその中間に位置します。
レディースレザージャケットはどのようなフィット感が理想ですか?
肩がフィットし、胸まわりがなめらかで、袖丈が手首のすぐ上で終わるのが目安です。ファスナーを閉めた状態で腕を自由に動かせることも大切です。革は着るうちに柔らかくなるため、ゆるめよりも体に沿ったものがおすすめです。
バイク用ジャケットにはどのような安全機能が必要ですか?
耐摩耗性のある革、補強された縫い目、プリカーブの袖、肩とひじの取り外し可能なプロテクター、そしてバックプロテクターを確認しましょう。プロテクターは、EN 1621で「Level 1」または「Level 2」として試験され、衣類全体は、EN 17092で等級分けされます。どちらも試験上の等級であり、安全を保証するものではありません。
レザージャケットはオーダーメイドできますか?
できるものもあります。受注生産のジャケットでは、商品によって、採寸に合わせた仕立て、色の選択、袖丈やウエストの調整に対応する場合があります。対応する内容は各ジャケットの商品ページに記載されています。希望のフィット感に仕上げるため、採寸は丁寧に行ってください。
執筆:Leather Collection編集チーム




