レーシングスーツの正しいサイズの選び方ガイド

バイク用レーシングスーツのサイズ選びと採寸ガイド
2020年12月1日 550 view(s) 1 min read
レーシングスーツの正しいサイズの選び方ガイド

レーシングスーツのサイズ選びは、見た目以上に難しいものです。普段着と違い、バイク用スーツは体に近いほど機能するため、ゆったりしたフィットは快適さではなくリスクになります。このガイドでは、スーツのフィットの目安、採寸の方法、サイズがチャートの間に入るときの注意点を説明します。

この記事のポイント

  • レーシングスーツは、第二の皮膚のようにフィットするのが理想です。ゆるいスーツでは、プロテクターが関節からずれてしまいます。
  • サイズチャートはメーカーごとに異なるため、サイズ表記ではなく採寸値を比べましょう。
  • 胸囲、ウエスト、ヒップ、股下、トルソーループを、スーツの下に着るベースレイヤーを着けて測ります。
  • 採寸値がいつもサイズの間に入るライダーは、オーダーサイズを検討してください。

サイズより先にフィットを考える理由

レーシングスーツ(例: Marc Marquez Suit Ducati MotoGP 2026 )は、耐摩耗性のある革と衝撃吸収プロテクターを体の近くに保つよう設計されています。スーツが大きすぎると、スライド中に生地がたまり、ニープロテクターやエルボープロテクターが守るべき関節から回転してずれることがあります。目指すのは、着やすいサイズではなく、ぴったりとした第二の皮膚のようなフィットです。

サイズチャートが一致しない理由

多くのメーカーは欧州サイズ(例:EU 52)か米国サイズ(例:US 42)を使いますが、チャートは共通ではありません。次のような違いがあるため、あるメーカーのサイズ50が別のメーカーではまったく違う着心地になることがあります。

  • 胸囲とウエストの比率: アスリート体型のV字型のカットもあれば、お腹まわりに余裕を持たせたカットもあります。
  • 股下の長さ: 同じサイズでも、ショート、スタンダード、トールの各タイプでかなり異なることがあります。
  • 胴の高さ: ワンピーススーツでは、最も重要な採寸値であることが多くあります。胴が短いと、肩と股が引っ張られます。

レーシングスーツの採寸方法

やわらかいメジャーを使い、誰かに手伝ってもらいましょう。自分で測ると誤差が出やすくなります。主な採寸箇所は次のとおりです。

  • 胸囲: 胸の最も厚い部分を、メジャーを脇の下に通して測ります。
  • ウエスト: 自然なウエストラインの周囲で、たいていはおへそのすぐ上です。
  • ヒップ: ヒップとお尻の最も広い部分の周囲です。
  • 股下: 股から足首のくるぶしまでです。レーシングスーツの脚は、ブーツの中でたまらないよう、ジーンズより短くカットされています。
  • トルソーループ: 鎖骨から始めて、股を通り、スタート位置まで戻る長さです。ワンピーススーツでは、この採寸値が最も重要です。

サーキットで着る予定の薄いベースレイヤーを着けて測り、単体のバックプロテクターを着ける予定なら、その分の余裕も見込んでください。EN 1621-2は、バックプロテクターに2つの性能レベルを定めています(SATRA)。体重が変動している場合は、それも考慮してください。

サイズ選びのよくある失敗

快適さを求めてサイズを上げる

新品のレーシングスーツ( レーススーツ )は、着はじめは少し窮屈に感じるくらいがちょうどよいものです。革は着るうちに少し伸びるため、箱から出した直後にゆったりしているスーツは、数回走るとゆるくなる可能性があります。形式を比べるなら、 バイク用レザーレーシングスーツ や 2ピース型レーシングスーツ で、さまざまなカットを確認できます。

体型のバランスを無視する

サイズは出発点にすぎません。胸が大きく脚が短い、腕が長く胴が短いなど、どのサイズも全体に合わないライダーもいます。1つの数値に頼らず、体の各部位の採寸値を比べてください。 Aero カウハイド レーシングレザー や Tyro レザースーツ は、自分の採寸値と照らして、サイズの詳細を確認できる商品ページの例です。

オーダーサイズが向いているケース

採寸値がいつもサイズの間に入る場合、既製の標準サイズでは、プロテクターの位置を保てるほど合わないかもしれません。その場合は、自分の採寸値から仕立てるオーダーメイドのスーツが理にかなった選択です。慎重に採寸し、メーカーの手順に正確に従ってください。正しいサイズとは、プロテクターを関節の上に保つ具体的な形状であり、タグに書かれた数字ではありません。

よくある質問

どのサイズのレーシングスーツが必要ですか?

スーツの下に着るベースレイヤーを着けて、やわらかいメジャーで胸囲、ウエスト、ヒップ、股下、トルソーループを測り、各数値をメーカーのサイズチャートと照らし合わせます。チャートはメーカーごとに異なるため、あるブランドのサイズ50が別のブランドの50と一致するとは限りません。すべての採寸値でぴったりとフィットするサイズを選んでください。

レーシングスーツはきつく感じるべきですか?

はい、ほどほどに。新品のスーツは少し窮屈に感じるのが普通です。革は着るうちに少し伸びますし、ゆったりしたスーツではプロテクターが関節からずれてしまうためです。それでも、バーを握り、ひじとひざを曲げ、シートの上で動ける状態は必要です。肩や股が引っ張られる場合は、胴が短すぎることが考えられます。

採寸値がサイズの間に入る場合はどうすればよいですか?

ベースレイヤーとライディングポジションに合うサイズをメーカーに尋ね、サイズ表記ではなく各採寸値を比べてください。胸囲、胴、腕、脚がそれぞれ別のサイズを指し続ける場合は、自分の採寸値から仕立てるオーダーメイドのスーツのほうが確実な選択肢です。

バックプロテクターの分も考慮する必要がありますか?

スーツの下に単体のバックプロテクターを着ける予定なら、胸まわりのフィットを確認するとき、その厚みを見込んでください。バックプロテクターはEN 1621-2に基づいて試験されているため、この規格を確認しましょう。サイズを決める前に、プロテクターとベースレイヤーを一緒に着けて、スーツを試着してください。

執筆:Leather Collection編集チーム

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