こちらのスーツ( )は、イタリアのブランドらしいレーシングルックを好むライダー向けの、ツーピースのレースタイプ・レザースーツです。このガイドでは、商品ページに記載されている素材、縫製、プロテクションの内容と、スーツを比較する際のEN 1621とEN 17092の読み方を整理します。
この記事のポイント
- 商品ページの記載では、厚さ1.2〜1.3 mmのドラムダイ(ドラム染色)加工のミルドカウハイドで、要所の縫い目はダブルステッチとトリプルステッチで縫製されています。
- 取り外し可能なデュアルデンシティ(二層構造)のプロテクターはEN 1621-1:2012に準拠と記載され、バックプロテクターはEN 1621-2に対応しています。
- ワンピースとツーピースの仕様、パーフォレーション(通気孔)の量、革のアップグレードを選べます。
- プロテクターの規格は試験室での性能を示すもので、EN 17092は衣類全体をAAAからCまでの等級で分類します。
- スペックの一覧と同じくらい、体にフィットするレーシングフィットと、プロテクターを正しい位置に当てることが重要です。
素材と縫製
商品ページでは、このスーツは厚さ1.2〜1.3 mmのドラムダイ加工のミルドカウハイドと記載されています。この厚さはレーシングレザーでよく使われる範囲です。ドラムダイは回転するドラムの中で革を染める方法で、各パネルを均一な仕上がりにします。肩、袖ぐり、股、股下の縫い目はダブルステッチとトリプルステッチで縫製されています。ライダーがバイクの上で動くときに、スーツの中でもっとも負荷がかかる部分です。
仕様のバリエーション
このスーツはワンピースまたはツーピースのセットとして用意されています。ツーピース版では、シルバーのスナップボタンでジャケットとパンツをつなぎます。どちらの形にするか迷っている方は、 のコレクションで、同じ構成のほかのデザインを確認できます。
プロテクションと規格
商品ページには、肩、ヒジ、ヒザ、腰に取り外し可能なデュアルデンシティのプロテクターがあり、EN 1621-1:2012に準拠していること、さらにEN 1621-2に対応した取り外し可能なバックプロテクターが付くことが記載されています。どちらの規格も、試験室での衝撃試験で伝わる力の大きさによってLevel 1とLevel 2を定めており、Level 2のほうが伝わる力は小さくなります(Wikipedia: motorcycle armor)。
衣類全体の保護性能は、EN 17092シリーズで扱われます。SATRAによると、等級はA、AA、AAAが衝撃プロテクターを必須とし、そのほかに下位のBとCがあります(SATRA)。商品ページに記載されているのはプロテクターについてであり、衣類の等級ではありません。特定の等級が必要な方は、注文前に確認してください。関連するデザインは、次のコレクションにあります( )。
着心地、通気性、フィット
- ライニング:ポリエステルメッシュ。オプションで、取り外し可能な保温ライニングも選べます。
- パーフォレーション:なし、胸、前面、全面から、気候に合わせて選べます。
- 革のアップグレード:標準のカウハイドの代わりに、モナコレザーまたはカンガルーレザーを選べます。
- サイズ:オーダーメイドのサイズに対応しています。
2017年モデルで確認できるカラーリングは、ブラックまたはレッドです。レースカットのスーツは、前傾姿勢に合わせて作られているため、立った状態ではぴったりと感じるくらいが目安です。イタリアのスーツを比べたい方は、 や、 もご覧ください。
よくある質問
MVアグスタのスーツはワンピースとツーピースのどちらがありますか?
商品ページでは、ワンピースとツーピースの両方が用意されています。ツーピース版では、シルバーのスナップボタンでジャケットとパンツをつなぐため、サーキット走行では一体で、普段使いでは別々に着用できます。
スーツにはどのようなプロテクターが付きますか?
商品ページには、肩、ヒジ、ヒザ、腰に取り外し可能なデュアルデンシティのプロテクターがあり、EN 1621-1:2012に準拠していること、さらにEN 1621-2に対応した取り外し可能なバックプロテクターが付くことが記載されています。プロテクターは関節の位置に当たってはじめて想定どおりに機能するため、試着後に位置を確認し、プロテクターを頼りにする前に試験証明書の提示を求めてください。
EN 17092のAAAやAAとはどういう意味ですか?
EN 17092はバイク用ライディングウェアの欧州規格シリーズで、AAA、AA、A、B、Cの等級があります。SATRAによると、A、AA、AAAは衝撃プロテクターを必須とし、BとCは下位の等級です。商品ページには等級の記載はありません。
革やパーフォレーションは変更できますか?
はい。商品ページには、パーフォレーションなしから全面パーフォレーションまでの選択肢と、モナコレザーまたはカンガルーレザーへの革のアップグレードが記載されています。取り外し可能な保温ライニングも用意されているため、走行条件に合わせて仕様を整えられます。
執筆:Leather Collection編集チーム




